【新型】カワサキ Z900RS(2027年モデル)を徹底解説!STD復活の価格・スペック・2026年モデルとの違いまとめ

記事タイトルのバナー画像(ゴリライダー)

よう、ゴリライダーだ。ついに来たぞ、カワサキが2026年7月1日に発表した「Z900RSシリーズ 2027年モデル」。発売は2026年8月1日(Black Ball Editionのみ9月1日)、もう目前だ。

今回のアップデートで一番デカいニュースは、2026年モデルの国内ラインアップから姿を消していた「スタンダード(無印)」が復活し、シリーズ最安の150万7000円で登場したこと。そして新色「キャンディトーングリーニッシュブルー」、通称”玉虫ブルー”がめちゃくちゃカッコいい。

この記事では、カワサキ公式サイトの2027年モデル諸元と各メディアの一次報道を突き合わせたうえで、以下を全部まとめて解説する。

  • 2027年モデル全4グレードの価格・カラー・発売日
  • 復活したスタンダードは「買い」なのか
  • 2026年モデルからの変更点(結論:走りの中身は据え置き)
  • グレード別の装備差と選び方
  • ライバル、ホンダCB1000Fとの比較
  • 年間維持費のシミュレーションとリセールバリュー
  • 購入前チェックリストとよくある質問

「どのグレードを選べばいいか分からん」という人は、最後まで読めば答えが出るはずだ。行くぞ。

目次

結論:2027年モデルZ900RSは『中身据え置き・買い方が広がった』アップデート

先に結論から言っておく。2027年モデルのZ900RSは、エンジンも車体も電子制御も2026年モデルから変更なしだ。じゃあ何が変わったのかというと、カラーとグレード構成である。

「なんだ、色替えだけか」と思うかもしれない。だが今回は色替えの中身が濃い。2026年モデルでは国内ラインアップの最安がBlack Ball Edition(152万9000円)だったのに対し、2027年モデルではスタンダードが150万7000円で復活。2万2000円とはいえ「Z900RSの最低価格」が下がったのは、悩んでいた人の背中を押す材料になる。

しかも2026年モデルは、エンジン・シャーシ・電子制御を丸ごと刷新した実質的な大幅アップデート年だった。つまり2027年モデルは「刷新済みの中身を、より選びやすい価格とカラーで買える年」という位置づけになる。熟成モデルを狙うなら、むしろ今が悪くないタイミングってわけだ。

Z900RSシリーズ2027年モデルの全ラインアップと価格早見表

まずは全体像から。2027年モデルは以下の4グレード構成だ(価格はすべて税込のメーカー希望小売価格)。

  • Z900RS(スタンダード):1,507,000円/新色キャンディトーングリーニッシュブルー/2026年8月1日発売
  • Z900RS Black Ball Edition:1,529,000円/エボニー(継続色)/2026年9月1日発売
  • Z900RS CAFE:1,540,000円/新色キャンディトーンレッド+エボニー/2026年8月1日発売
  • Z900RS SE:1,837,000円/メタリックスパークブラック(継続色)/2026年8月1日発売

ポイントは価格が2026年モデルから据え置きだということ。原材料費や輸送費の高騰でバイクの値上げが当たり前になっている中、据え置きは正直ありがたい。そこにスタンダードという最安グレードが加わったのだから、実質的には「選択肢が下方向に広がった」と言える。

発売日で注意したいのはBlack Ball Editionだけ1か月遅い9月1日という点。真っ黒な塊感が好きで、どうしてもBlack Ballがいいという人は、納期を含めて1か月以上のズレを見込んでおこう。人気カラーは初回入荷分が早々に埋まることも珍しくないので、8月の発売直後にディーラーへ相談しておくのが無難だ。

同じカワサキの新型としては、7月に日本初導入されたミドルネイキッドのZ650Sも話題になった。排気量帯もキャラクターも違うが、カワサキの最新ラインアップを俯瞰したい人はこちらもチェックしてみてくれ。【新型】カワサキ Z650S を徹底解説!日本初導入スペック・価格・Z650との違いまとめ

最大のトピックは『スタンダード(無印)』復活!150万7000円の意味

Z900RSにシリーズ最安のスタンダードグレードが復活し価格の選択肢が広がったことを示すイラスト

今回の主役は間違いなくコイツだ。Z900RS(スタンダード)、150万7000円

2026年モデルの国内ラインアップは、Black Ball Edition・CAFE・SEの3本立てで、いわゆる「無印」が用意されていなかった。そのため最も安く買えるのがBlack Ball Editionの152万9000円。オールブラック仕上げは確かにシブいのだが、「Z900RSといえばメッキのミラーやシルバーのパーツが効いた、あのクラシカルな質感でしょ」という層にとっては、少しだけ趣味が合わなかったわけだ。

2027年モデルのスタンダードは、そのブラックアウトされていた部分がメッキ/シルバー仕上げに戻っているのが最大の特徴。ヘッドライトリム、メーターリング、ラジエーターサイド、レバー類といったパーツに輝きが戻ることで、1970年代のZらしい”見せる金属感”が復活する。

装備面はBlack Ball Editionと同等で、電子制御スロットルバルブ、IMUを活用したKCMF、オートブリッピング付きクイックシフター、クルーズコントロールといった最新装備は全部入り。装備を削って安くしたわけではなく、仕上げの違いで価格差2万2000円という構図だ。

「値下げ」ではないので注意

ここは正確に言っておきたい。SNSやYouTubeでは「実質値下げ!」という表現も見かけるが、既存グレードの価格が下がったわけではない。Black Ball Edition、CAFE、SEはいずれも2026年モデルと同額だ。あくまで「もっと安い入口が新設された」というのが正しい理解になる。

スタンダードが向いている人

  • Z900RSの王道な佇まいをそのまま楽しみたい
  • 予算をできるだけ抑えて、浮いた分をマフラーやスクリーンなどのカスタムに回したい
  • 新色のブルーが刺さった
  • ブレンボ+オーリンズまでは求めていない(街乗り・ツーリング中心)

新色キャンディトーングリーニッシュブルーはどんな色?

スタンダードに与えられた新色キャンディトーングリーニッシュブルーは、光の当たり方で緑にも青にも見える深いキャンディ塗装。ネット上では”玉虫ブルー”という愛称で早くも呼ばれている。

報道によれば、この色は1976年のZ900(A4)の雰囲気を思わせるものの、ラインのカラーリングなどは当時と異なるとされている。完全な復刻カラーではなく、あくまで現代的な解釈としてのオマージュという位置づけだ。「A4の完全再現」と期待して実車を見るとイメージが違うかもしれないので、そこは押さえておこう。

キャンディ系の塗装は深みが出る反面、洗車キズが目立ちやすい。ガレージ保管が難しい人はコーティングにひと手間かける前提で考えておくと後悔しにくい。逆に言えば、磨けば磨くほど応えてくれる塗装でもある。

一方、CAFEには新色キャンディトーンレッドが設定された。ビキニカウルを備えたCAFEにクラシカルな赤という組み合わせは、往年のレーサーレプリカを思わせる雰囲気で、こちらもかなり評判がいい。

Z900RS(2027年モデル)スペック早見表

カワサキ公式サイトに掲載されている2027年モデルZ900RS(スタンダード)の主要諸元をまとめておく。

  • 型式:8BL-ZR902A
  • 全長×全幅×全高:2,100×815×1,135mm
  • 軸間距離:1,465mm
  • シート高:810mm
  • 車両重量:216kg
  • 最低地上高:135mm
  • 最小回転半径:2.9m
  • エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
  • 総排気量:948cm3
  • 内径×行程:73.4×56.0mm
  • 圧縮比:11.8:1
  • 最高出力:85kW(116PS)/9,300rpm
  • 最大トルク:98N・m(10.0kgf・m)/7,700rpm
  • 燃料タンク容量:17L(無鉛プレミアムガソリン指定)
  • WMTCモード燃費:20.5km/L(クラス3-2、1名乗車時)
  • 変速機:常時噛合式6段リターン
  • フレーム:トレリス(高張力鋼)
  • フロントサスペンション:φ41mm倒立フォーク(減衰力・プリロード調整可)
  • リヤサスペンション:スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
  • ブレーキ:前 セミフローティングダブルディスクφ300mm/後 シングルディスクφ250mm
  • タイヤ:前 120/70ZR17M/C(58W)/後 180/55ZR17M/C(73W)
  • 乗車定員:2名
  • 保証:メーカー保証2年(カワサキプラザ保証+1年)

数字だけ見ると116PSは今どきの大型としては突出していない。だがZ900RSの魅力は最高出力じゃなく、低中回転から分厚く出るトルクと、そこに乗る4気筒サウンドだ。7,700rpmで98N・mというピークトルクの発生回転数は決して高くなく、街中の3〜4速でスロットルを開けた瞬間からグッと押し出される。この「実用域の気持ちよさ」こそがZ900RSがずっと売れ続けている理由なんだ。

2026年モデルからの変更点を整理:実は『走り』はそのまま

ここは誤解が多いところなので丁寧に整理する。

2027年モデルで「変わったこと」

  • スタンダード(無印)がラインアップに追加された(1,507,000円)
  • スタンダードに新色キャンディトーングリーニッシュブルーを採用
  • CAFEに新色キャンディトーンレッドを追加、カラー&グラフィックを変更
  • SE、Black Ball Editionはカラー継続

2027年モデルで「変わっていないこと」

  • エンジンの基本設計・出力・トルク
  • フレーム、サスペンション、ブレーキ
  • 電子制御装備(ETV、KCMF、KQS、クルーズコントロール)
  • 各グレードの価格

そもそも2026年モデルの刷新が大きかった

「じゃあ最新の中身って何なの?」という話だが、答えは2026年モデル(2026年2月14日発売)で行われた刷新にある。ここでZ900RSは、フルモデルチェンジではないものの中身をかなり作り替えた。主なポイントはこうだ。

  • ETV(電子制御スロットルバルブ)を新採用 — 電子制御の土台が刷新された
  • IMU(慣性計測装置)を活用したKCMF — コーナリング中の車体挙動に応じてブレーキ・トラクションを統合制御
  • KQS(クイックシフター)を標準装備 — オートブリッピング対応でシフトアップ/ダウンの両方に対応
  • エレクトロニッククルーズコントロールを新搭載 — 高速巡航が一気に楽になる
  • エンジン本体もカムプロファイル変更・クランクマス軽量化 — 扱いやすさとレスポンスを向上
  • エキゾーストまわりを一新 — 吸排気サウンドをより官能的に
  • シートのウレタン厚を増やし表皮を改良、ナローハンドルバーを採用 — 快適性と乗車姿勢を見直し

つまり「2027年モデルを買う=2026年で刷新された最新仕様を買う」ということ。カラーで悩む必要はあっても、「今年は中身が古い年だから待とう」と考える必要はない、というのが正直なところだ。

ちなみに直列4気筒のネオクラシックという文脈では、ホンダが約4年ぶりに直4を復活させたCB400 SUPER FOUR E-Clutchも同じく2026年の大ニュースだった。国産ネイキッドの潮流を追いたい人はこちらもどうぞ。【新型】CB400 SUPER FOUR E-Clutchを徹底解説!約4年ぶりの直4復活のスペック・価格・旧型との違いまとめ

グレード別の違いを徹底比較:STD / Black Ball Edition / CAFE / SE

Z900RSの4グレード(STD・Black Ball Edition・CAFE・SE)を並べて比較するイラスト

4グレードもあると迷う。ここでハッキリさせておこう。

Z900RS(スタンダード)/ 1,507,000円

シリーズ最安。メッキ・シルバー仕上げのパーツで王道のクラシカルな質感。新色キャンディトーングリーニッシュブルー。電子制御は全部入り。「Z900RSらしさ」を最も素直に味わえる基準車で、カスタムのベースとしても扱いやすい。

Z900RS Black Ball Edition / 1,529,000円

ブレーキレバー、クラッチレバー、ヘッドライトリム、メーターリング、ラジエーターサイドなど各部をブラックアウトしたオールブラック仕様。スタンダードとの差額はわずか2万2000円で、機械的な中身は同じ。純粋に「メッキが効いた明るい質感 vs 統一感のある黒い塊感」という好みの勝負だ。発売は9月1日と1か月遅い。

Z900RS CAFE / 1,540,000円

ビキニカウルと低めのハンドルを備えたカフェレーサースタイル。前傾がやや強まる分、高速巡航では風圧を上半身で受け止めにくくなり、ロングツーリングでも意外と快適だという声が多い。2027年モデルでは新色キャンディトーンレッドが加わり、往年のレーサー感が一段と強まった。スタンダードとの差額は3万3000円

Z900RS SE / 1,837,000円

シリーズの最上級。ブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパー+φ300mmフローティングディスク、ニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダー、ステンレスメッシュブレーキホース、オーリンズ製リヤサスペンションという豪華な足まわりが与えられる。各メディアの公表スペックではシート高が820mmと、スタンダード/Black Ball Editionの810mmより10mm高い。

スタンダードとの差額は33万円。この差をどう見るかだが、後からブレンボとオーリンズを社外で組むことを考えれば、工賃込みでむしろ割安になるケースもある。最初から「足まわりは妥協したくない」と決まっている人はSE一択でいい。逆に、街乗り・ツーリング中心で峠を攻める頻度が高くないなら、標準のブレーキとサスでも十分に上質だ。

グレード選びの早見結論

  • コスパと王道の見た目を取るなら → スタンダード
  • 統一感のある黒い塊感が好きなら → Black Ball Edition(発売9月)
  • カウル付きの個性とスポーティな姿勢が欲しいなら → CAFE
  • 足まわりの質を最優先するなら → SE

ライバル比較:ホンダ CB1000Fとどっちを選ぶ?

今のネオクラシック大型ネイキッド市場で、Z900RSの最大のライバルはホンダのCB1000Fだ。主要な数字を並べてみよう。

  • 排気量:Z900RS 948cc / CB1000F 999cc
  • 最高出力:Z900RS 116PS/9,300rpm / CB1000F 124PS/9,000rpm
  • 最大トルク:Z900RS 10.0kgf・m/7,700rpm / CB1000F 10.5kgf・m/8,000rpm
  • 車両重量:Z900RS 216kg / CB1000F 214kg
  • シート高:Z900RS 810mm / CB1000F 795mm
  • 軸間距離:Z900RS 1,465mm / CB1000F 1,455mm
  • フロントフォーク:Z900RS 倒立φ41mm / CB1000F 正立φ41mm
  • 価格(STD):Z900RS 1,507,000円 / CB1000F 1,397,000円

数字だけならCB1000Fが優勢に見える。出力もトルクも上、車重は軽く、シート高は15mm低く、価格は11万円安い。電子制御もライディングモード3種+カスタム2種、ウイリー制御、スマートキー、5インチTFT液晶メーターと”全部盛り”だ。

ではZ900RSに勝ち目がないかというと、まったくそんなことはない。

  • クルーズコントロールが標準装備(CB1000Fは非搭載)
  • クイックシフターが標準装備(CB1000Fはオプション扱い)
  • 砲弾型2眼アナログメーターという譲れない世界観
  • Z1を想起させる曲面基調のティアドロップタンクとフラットなテール

CB1000FはCB750F/900Fをオマージュした角基調で現代的、Z900RSはZ1譲りの曲面と水平ラインで70年代ノスタルジック。この2台の勝負は、スペック表ではなく「どっちのデザインに惚れたか」で決めるのが正解だ。ロングツーリングが多い人ならクルコン標準のZ900RS、電子制御てんこ盛りとスマートキーの利便性を取るならCB1000F、という整理でいい。

Z900RSの年間維持費をシミュレーション

大型バイクの年間維持費の内訳(税金・保険・燃料・タイヤ・オイル・車検)を表すインフォグラフィック

「憧れだけで買うと後が苦しい」のが大型バイク。948ccのZ900RSを年間5,000km走る前提で、ざっくり試算してみよう。いずれも目安で、地域・保険等級・年齢条件・ショップによって大きく変わることは先に断っておく。

  • 軽自動車税(種別割):6,000円/年(250cc超の二輪小型自動車)
  • 自賠責保険:24か月契約でおよそ8,000〜9,000円台 → 年あたり約4,500円(改定により変動)
  • 自動車重量税:継続車検時に2年分を納付 → 年あたり約1,900円
  • 任意保険:年5〜10万円(等級・年齢・車両保険の有無で大きく変動)
  • ガソリン代:実燃費18km/L・ハイオク180円/L換算で年間約5万円
  • エンジンオイル交換:年2回で1万〜1万5,000円
  • タイヤ交換:前後で5万〜8万円を2〜3年ごと → 年あたり約2万〜3万円
  • 車検費用:2年に1回、業者依頼で5万〜10万円 → 年あたり2万5,000〜5万円
  • 駐車場代:自宅保管なら0円、月極なら年3万〜10万円

これらを合計すると、駐車場代を除いて年間およそ20万〜30万円が現実的なラインだ。月あたり2万円前後を維持費として確保できるかが、ひとつの目安になる。

ハイオク指定である点も地味に効いてくる。レギュラー指定車との差は1Lあたり10円強、年間5,000km・実燃費18km/Lなら年3,000円前後の上乗せだ。

車検の内訳をもっと細かく知りたい人は、費用の内訳とユーザー車検で安く抑えるコツをまとめた記事がある。【2026年最新】バイクの車検費用はいくら?相場の内訳とユーザー車検で安く抑えるコツを徹底解説

そしてZ900RSに乗るには大型二輪免許(限定なし)が必須だ。免許取得の費用と期間の目安はこちらでまとめている。大型バイク免許の費用と期間は?所持免許別の相場から一発試験まで徹底解説

リセールバリューと中古相場:Z900RSが値落ちしにくいと言われる理由

Z900RSは「買っても値落ちしにくいバイク」の代表格として語られることが多い。実際の数字を見てみよう。

2026年前半に公表された買取相場のデータでは、Z900RS SEの平均買取価格が約161.4万円(平均走行距離906km)、CAFEが約102.3万円(平均走行距離8,141km)とされている。また2023年式のZ900RS/SEの中古平均価格は94.7万〜108万円、最大で130万円程度(2026年5月時点)という報告もある。

値落ちしにくい背景には、次のような要因がある。

  • 新車価格そのものが年々上昇しており、中古相場が引き上げられている
  • Z1オマージュという唯一無二のデザインで代替が効かない
  • 2017年の登場以来、長く安定した人気を保っており需要が途切れない
  • 限定色・低走行・ノーマル車はコレクター的な需要が付く

ただし、これはあくまで過去〜現在の傾向だ。相場は時期と個体、そして市場環境で常に動くので「必ず高く売れる」と断定はできない。売却を視野に入れるなら、極端な改造は避けて純正パーツを保管しておく、走行距離を必要以上に伸ばさない、整備記録をきちんと残す、といった基本を押さえておくのが確実だ。

ちなみに中古市場で値上がりしたバイクの傾向については、過去に約51万件のデータから調べた記事もある。約51万件の中から1年間で最も高騰したバイクTOP5

購入前チェックリスト:契約前に確認したい9項目

勢いで契約する前に、ここだけは確認しておこう。

  • 足つきは大丈夫か — シート高810mm、車両重量216kg。跨がるだけでなく、押し引きとUターンまで試させてもらう
  • 納期はいつか — 人気カラーは初回入荷分が早期に埋まる。Black Ball Editionは発売自体が9月1日
  • グレードの決め手を言語化したか — 「足まわり重視ならSE」「見た目重視なら他3種」で切り分ける
  • 保管場所を確保したか — 全長2,100mm・全幅815mmが収まるか、カバーは掛けられるか
  • 盗難対策の予算を見込んだか — 人気車ほど狙われやすい。地球ロック用のチェーンやアラームは必須と考える
  • 任意保険の見積もりを取ったか — 年齢条件と車両保険の有無で保険料は大きく変わる
  • ハイオク指定を許容できるか — 燃料は毎月かかる固定費
  • 初回点検・定期整備の窓口を決めたか — カワサキプラザなら保証+1年のメリットもある
  • カスタム予算を分けて考えたか — マフラーやスクリーンは人気だが、車検対応品かどうかは必ず確認する

特に盗難対策は軽視しないでほしい。Z900RSは中古相場が高く値落ちしにくい=転売価値が高いということでもあり、残念ながら狙われやすい部類に入る。おすすめの組み合わせ方はこちらにまとめた。バイク盗難対策グッズおすすめ11選!プロが教える最強の組み合わせ方

YouTube・SNSでの反響とゴリライダー的な注目ポイント

発表直後からSNSや動画サイトの反応を追ってみた。正直に言うと、プラットフォームによって拾える情報量にかなり差があった。

YouTubeでは、発表当日から数日のうちに「Z900RS 2027モデル発売」といった速報系の動画が複数上がっており、価格構成の”お得さ”を切り口にしたものが目立った。加えて、2026年モデルの刷新が大きかったこともあって「超絶進化を遂げた」「現役二輪教官が徹底解説」といった長尺のインプレ動画、女性ライダーによる試乗レビュー、そして純粋な「乗ってみた」モトブログが安定して視聴されている。つまりZ900RSというネタは、(1)速報・価格解説、(2)試乗インプレ、(3)実走モトブログ、の3フォーマットが定番になっている。

TikTokでは、「Z900RS SE新色」「Z900RS 人気no1マフラー」「Z900RS マフラー チタン」「Z900RS ハヤシキャスト」といった検索ワードが並んでおり、新色とカスタムパーツ、特にマフラー(排気音と見た目)への関心が突出して高いことが確認できた。ただし再生数などの定量的なデータはWeb検索経由では取得できなかったため、傾向として受け取ってほしい。

Instagramは「#Z900RS」「#Z900RScustom」「#ネオクラシック」といったタグでカスタム車両の写真投稿が中心。マフラー、ホイール、外装ペイント、ラインデザインといった見た目のカスタムが多く、キャンディカラーやメタリック塗装との相性の良さが語られている。2027年モデルそのものに特化した投稿傾向までは、検索エンジン経由では確認できなかったので、ここは断定を避けておく。

3つのプラットフォームを通じて共通していたのは、「色」と「音」への関心の高さだ。Z900RSは走りの数値で殴るタイプのバイクではなく、所有して眺めて、走らせて音を楽しむバイク。だからこそ新色の追加は”ただの色替え”ではなく、購入検討層にとって決定打になり得る。2027年モデルのニュース価値は、まさにそこにある。

よくある質問(FAQ)

Q1. 2027年モデルは2026年モデルと走りが違いますか?

いいえ。エンジン、フレーム、サスペンション、ブレーキ、電子制御装備はすべて2026年モデルから変更されていません。違いはカラーとグレード構成です。走りの性能で比較して選ぶ必要はなく、色と価格、そして納期で判断して問題ありません。

Q2. スタンダードとBlack Ball Editionは何が違うの?

機械的な中身は同じで、外装の仕上げが違います。Black Ball Editionはブレーキ/クラッチレバー、ヘッドライトリム、メーターリング、ラジエーターサイドなどをブラックアウトしたオールブラック仕様、スタンダードは同じ箇所がメッキ/シルバー仕上げです。価格差は2万2000円、発売日はスタンダードが8月1日、Black Ball Editionが9月1日です。

Q3. SEの33万円高は元が取れますか?

「元を取る」という考え方なら、ブレンボのラジアルマウントキャリパーとオーリンズのリヤサスペンションを後から社外品で組む場合の部品代+工賃と比べてみてください。純正で最初から組まれている分、車両保証の面でも有利です。ただし街乗りとツーリングが中心なら標準の足まわりでも十分に上質なので、無理に背伸びする必要はありません。

Q4. 初めての大型バイクにZ900RSはアリですか?

アリです。116PSという出力は現代の大型としては過激ではなく、トルクが低中回転から出るので扱いやすい部類に入ります。ただし車両重量216kg・シート高810mmは軽くありません。取り回しと停止時の足つきは必ず実車で確認し、可能なら購入前に試乗させてもらいましょう。クイックシフターやクルーズコントロールは便利ですが、過信は禁物です。

Q5. 燃費はどのくらい走りますか?

カワサキ公表のWMTCモード燃費は20.5km/L(クラス3-2、1名乗車時)です。実際の燃費は走り方や条件で変わり、街乗り中心では公表値より落ち、高速巡航ではそれに近づく傾向があります。タンク容量は17Lなので、実燃費18km/Lなら満タンから300km前後が航続の目安になります。

Q6. 納車はいつごろになりますか?

発売日はスタンダード/SE/CAFEが2026年8月1日、Black Ball Editionが2026年9月1日です。ただし実際の納車時期は販売店への割り当てと予約状況で変わります。狙いが決まっているなら早めに正規販売店へ相談しておきましょう。

まとめ:2027年モデルZ900RSはこんな人におすすめ

最後に整理しておこう。カワサキが2026年7月1日に発表したZ900RS 2027年モデルは、走りの中身は2026年モデルで刷新された最新仕様のまま、カラーとグレード構成だけを見直したアップデートだ。

  • スタンダード復活で入口が150万7000円まで下がった — シリーズ最安、メッキ/シルバー仕上げの王道スタイル
  • 新色キャンディトーングリーニッシュブルー(“玉虫ブルー”) — 1976年Z900(A4)を思わせる雰囲気の現代的オマージュ
  • CAFEにはキャンディトーンレッドが新設定
  • 価格は全グレード据え置き、発売は8月1日(Black Ball Editionのみ9月1日)

「Z900RSの王道な見た目とコスパ」ならスタンダード、「黒の塊感」ならBlack Ball Edition、「カウル付きの個性」ならCAFE、「足まわりの質」ならSE。中身が同じだからこそ、自分が一番ニヤけるグレードを選ぶのが正解だ。

年間維持費は駐車場代を除いて20万〜30万円が目安。決して安くはないが、Z1から続く血統を現代の技術で味わえるバイクは他にない。気になっているなら、まずは実車を見に行って、あの玉虫ブルーを自分の目で確かめてくれ。バイクのことなら、俺に任せろ!

参考にした情報源

この記事の数値・仕様は、以下の一次情報およびバイク専門メディアの報道をもとに作成しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハーレーFXBR
・YouTube
・Instagram
・TikTok
モトブログやバイクの最新情報、豆知識を発信しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次