バイクウェアやヘルメットを宅配で買い取るストストを使う前に、「評判はどうなのか」を調べている人へ。この記事は口コミを集めた記事ではない。口コミを読む前に確かめておくと判断しやすくなる3つを、ストスト自身の公式ページと利用規約で確かめた。
- 誰が運営していて、どの許可を受けて買い取っているのか(会社概要)
- 公式ページの「買取実績」「他社との比較」「利用者の声」は、何として読めばよいか
- 査定額に納得できないとき、返事を忘れたときに、規約ではどうなるのか
内容は2026年10月17日に各ページで確かめたもので、変わることがある。申し込む前には公式ページで最新の内容を見てほしい。
ストストを運営している会社と古物商の許可

バイクウェア買取のストストのサイトには会社概要のページがあり、運営会社は株式会社一条と書かれている。ページの記載をまとめると次のとおり(会社概要のページは末尾の情報源に載せた)。
| 項目 | 会社概要のページの記載 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社一条 |
| 設立 | 1984年5月。和歌山県和歌山市を拠点にリユース事業を続けてきた、と書かれている |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 古物商の許可 | 和歌山県公安委員会の許可で、番号は第651050003525号 |
| 運営しているサービス | 中古ゴルフウェア・ゴルフ用品の買取と販売(ストスト)、バイクウェアの専門買取(バイクウェア買取ストスト)、工具・釣具・ホビー用品などのリユースショップ(リユースショップコレクト) |
同じ会社が運営する中古ゴルフウェア通販のページにある特定商取引法に基づく表示にも、届出先を和歌山県とする古物商営業許可の欄があり、免許番号は同じ651050003525だった。
バイクウェア買取のページによると、ストストがバイクウェアの買取を始めたのは2017年で、バイクウェア以外の服やバッグもあわせて買い取っており、扱うブランドは4,000以上としている(ストスト バイクウェア買取)。
ここからは筆者の読み方です。評判を調べるときは、まず相手がどこの誰かを確かめておきたい。ストストの場合、会社名・設立年・所在地の市・古物商の許可番号が公式ページに出ていて、2つのページで許可番号が一致していた。これで査定額の高い安いが分かるわけではないが、口コミを読むときの前提はそろう。
公式ページの「買取実績」「他社との比較」「利用者の声」の読み方

バイクウェア買取のページには、ブランドと品物ごとの買取額の例、他社の買取店と査定額を比べた表、利用者の声が載っている。比べた表は、HYODのレーシングスーツ、SHOEIのフルフェイスヘルメット、KUSHITANIのレザージャケットの3点で、いずれもストストの額がいちばん高く示されている。
ここからは筆者の読み方です。どれもストストが自分のページに載せているもので、この記事では判断の材料には使っていない。表には比べた時期や品物の状態が書かれていないので、自分の品物がいくらになるかの目安にはしにくい。買取額は品物の状態とその時の相場で変わるので、実際の金額は査定を受けて確かめ、納得できなければ返してもらう、という使い方を前提にしたほうがいい。その「返してもらう」が規約でどうなっているかを、次の節で見る。
口コミを読む前に、規約で確かめておきたいこと

ストストの宅配買取は、申し込むと利用規約(令和7年3月5日改定)に沿って進む。宅配買取を使う人が気にしそうな場面ごとに、規約とバイクウェア買取のページの書き方を並べた(規約のページは末尾の情報源に載せた)。
| 場面 | 規約・公式ページの書き方 |
|---|---|
| 査定額に納得できない | 査定結果を承諾する前なら、品物の返却を希望できる。バイクウェア買取のページは、品物ごとに買い取り・返却・引き取りを選べ、キャンセルの際の返送料もストスト側が持つ、としている。ただし規約では、返送先は原則として申し込んだ住所(身分証の住所)で、住居の確認がとれていない住所へ返す費用は、ストストの負担や補償の対象にならない |
| 査定結果の連絡に気づかなかった | 査定結果はメール・LINE・電話で知らせる。通知を送った時点で届いたものとみなされ、受信の設定で受け取れなかったことなどは利用者の責任になる。回答しないまま通知の日から60日たつと、売買契約が成立したとみなされる |
| 売ったあとで取り消したい | 売買契約が成立したあとは、自分の都合でキャンセルできず、品物も返らない。返品の請求や代金を上げる求めなど、都合による異議も一切できない |
| 未開封の新品を送る | 未開封でも、状態などを確かめるために開けることがある。返すときに、開ける前の状態に戻すことはしない |
| 返してもらった荷物を受け取れなかった | 返した品物がストストに戻ってきたときは、メールか電話で知らせる。その日から30日たっても連絡がとれないと、所有権を手放したものとみなされ、処分されることがある |
| 箱や袋もいっしょに送った | 商品の価値に直接関係しないとストストが判断した袋・レシート・箱などは、なくなったり傷んだりしても責任を負わない。利用者はそれらの権利をあらかじめ放棄する |
| 何も入れずに送ってしまった | いたずら申し込みと判断されると、片道の送料と手数料1,000円(税別)を請求される |
査定結果の連絡は、荷物が届いてから通常3営業日以内にメールで届き、取引が決まってから2営業日以内に本人名義の口座へ振り込まれる、とバイクウェア買取のページにある(ストスト バイクウェア買取)。
20歳未満の扱いは、ページによって書き方が違う
規約の第10条は、利用者が20歳未満の場合は本サービスを利用できない、としている。一方でバイクウェア買取のページは、身分証明書の説明の中で、20歳未満の人には親権者の同意書を同梱するよう求めている。書き方がそろっていないので、20歳未満の人が申し込むなら、送る前にストストへ問い合わせて、どちらの扱いになるかを確かめておきたい。
ここからは筆者の読み方です。口コミで「対応が良かった」「安かった」と書かれていても、それはその人の品物とその時の相場での話だ。規約の条件のほうは、誰が送っても同じように当てはまる。特に、承諾する前なら返してもらえることと、回答しないまま60日で売買が決まることは、申し込む前に知っておきたい。査定結果のメールを受け取れるかを先に確かめておけば、納得できない額のときに返してもらう道を残しやすい。
宅配買取で困ったときの相談先

国民生活センターは2017年11月9日の発表で、宅配買い取りサービスの相談が増えているとして、利用する側への助言をまとめている。規約を事前に確かめること、送る品物のリストを作って写真などで状態を記録しておくこと、困ったときは消費生活センターに相談すること(消費者ホットライン 188)などだ(国民生活センター 宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!(報告書本文・PDF))。
ヘルメットを送る前に確かめたい交換の目安や、ウェアの手入れの方法は、使わなくなったヘルメットとバイクウェアを売る前に確かめることにまとめている。バイク本体を手放すときの査定サービスの比べ方は、バイクの査定・買取サービスの比べ方にある。

まとめ
ストストは、和歌山市の株式会社一条(1984年5月設立)が運営する宅配買取で、会社概要と特定商取引法に基づく表示に同じ古物商の許可番号が出ている。公式ページの買取額の例・他社との比較・利用者の声はストスト自身が載せているもので、比べた時期や品物の状態は書かれていない。
口コミを読む前に、規約の条件を見ておきたい。承諾する前なら品物を返してもらえ、返送料はストスト側が持つ(住居の確認がとれていない住所へ返す費用は対象外)。一方で、回答しないまま60日たつと売買が決まり、決まったあとは取り消せない。20歳未満の扱いはページによって書き方が違うので、該当する人は先に問い合わせたい。内容は2026年10月17日時点のもので、変わることがある。



