グッドエンドは、バイクウェアやヘルメットなど「バイクに乗る人が身に着けるもの」を宅配で買い取るサービスだ。使う前に知っておきたいのは、写真査定の額は仮のものであること、査定結果の連絡から14日で扱いが決まること、返送が着払いになる場合が決まっていること。
この記事では、グッドエンドの公式サイト(よくある質問を含む)と利用規約(2025年11月20日改訂)を読んで、申し込みから入金までの流れと、送る前に確かめたい条件を並べた。内容は2026年10月17日に確かめたもので、変わることがある。申し込む前には公式サイトで最新の内容を見てほしい。
グッドエンドを運営している会社

公式サイトの下の欄によると、グッドエンドは屋号で、運営は株式会社BEECTORY(ビクトリー)。所在地は大阪市生野区、営業時間は平日の10時から19時で、土日祝は休み。古物商の許可は、大阪府公安委員会の第62118R052489号と書かれている(グッドエンド 公式サイト)。
利用規約の末尾の改訂履歴を見ると、初版は2021年12月28日で、2023年12月13日に法人化に伴って法人名を載せた、とある。いちばん新しい改訂は2025年11月20日で、本人確認の書類と補償の期日についての改訂だった(グッドエンド 利用規約)。
売れるもの・売れないもの
公式サイトは、買い取りの対象を「バイクに乗る人間が身にまとう物」と考えてほしい、としている。よくある質問の答えをまとめると次のとおり(グッドエンド よくある質問)。
- 買い取れないもの:バイク本体、バイクに取り付けるパーツ、バッテリー
- 買取ができないか、最低買取額になる可能性があるもの:ノーブランド品(グッドエンドが実質的にノーブランドと判断したものを含む)、PSCマークのないヘルメット、内装のスポンジがはがれているヘルメット、通常の利用が難しい保管状態だと判断したもの
- キズや汚れ:通常の利用に問題がなければ買い取れる。写真をメールかLINEで送れば答える、としている
- 季節外れのもの:買い取れる。一般に販売から時間がたつほど価格は下がる、とも書いている
PSCマークは、ヘルメットの首まわりのあたりにある「PSC」と書かれたシールのことで、新品の場合は付属品として同梱されていることがある、とよくある質問で説明している。トップページの買取強化アイテムの欄では、PSCマークのないヘルメットは対象外と書いている。
利用規約の第7条によると、どんな品物やブランドでも査定の対象になるわけではない。対象として約束しているのは、サイトに掲げたアイテム・ブランドのうち、ふつうに使える状態だとグッドエンドが判断したものだ。サイトに無いものを送りたいなら、前もって問い合わせるか、写真査定を使ってほしい、としている(グッドエンド 利用規約)。
写真査定と本査定は、別のもの

グッドエンドの査定には2種類ある。メールやLINEで写真を送って見てもらう写真査定と、品物を送って現物を見てもらう本査定(宅配査定)だ。利用規約の第6条は、写真査定の額はあくまで仮の額で、本査定では品物の状態などによって額が変わることがあり、写真査定で対象と判断したものでも本査定で断ることがある、としている(グッドエンド 利用規約)。
同じ第6条によると、本査定では未開封や新品でも、確認のために開ける。開けたあとで返すことになっても、開けたことの責任は負わない。査定の額は、その品物の正規の付属品を全部含んだ価値として出す。
利用規約の第23条は、写真査定で示した見込額の範囲で価格を出したのに買取にならなかった場合は、返送を着払いにする、としている。この項目には、買取の対象になる品物が増えた場合などはその都度判断する、という但し書きが付いている(グッドエンド 利用規約)。
ここからは筆者の読み方です。写真査定は、送るかどうかを決める前の目安として使うものだと思う。見込みの範囲の額が出たのに売らなければ、返送の送料は自分持ちになる。写真査定の額に納得したうえで送る、という順番にしておきたい。
申し込みから入金までの流れ

公式サイトと利用規約の第11条に書かれた流れを、順に並べると次のようになる(グッドエンド 利用規約)。
- 申し込む:公式サイトのフォームから無料査定を申し込む。段ボールや梱包の資材、着払いの伝票をまとめた宅配キットを、希望すれば無料で届けてもらえる。家にある段ボールで送ってもよいが、その場合も先に申し込みが要る
- 品物と書類を送る:品物といっしょに、査定申込書と、運転免許証の両面コピーなど本人確認書類のコピーを入れて、着払いで送る。申し込みのときに身分証明書の画像を送っていれば、コピーは省ける
- 査定結果を受け取る:結果は原則メールで届く。よくある質問では、目安は翌営業日までで、混んでいるときは最大で3営業日ほど待つことがある、としている。ただし2026年10月17日時点のトップページには、依頼が多く混み合っているため、当面の間は問い合わせへの回答や査定結果の連絡に最大で3〜5営業日ほどかかることがある、というお知らせが出ていた(同じお知らせで、査定を承諾したあとの入金は翌営業日内に対応している、としている)
- 同意・相談・キャンセルを伝える:品物ごとに、同意するか、相談するか、キャンセルするかを返す
- 入金・返送:同意した分は、同意を確かめてから原則として翌営業日以内に振り込まれる。振込の手数料と現金書留の費用はグッドエンドが持つ(第19条・第20条)。キャンセルした分は送り返される
申し込みフォームには、宅配キットを使わずに自分で段ボールを用意すると査定額が500円上がる、という選択肢がある。トップページには、3点以上の買取で10%上がるとも書かれている。こうした上乗せについて、利用規約の第10条は、買取が成立した時点で行っているものだけが当てはまり、予告なく始めたり終えたりできる、としている(グッドエンド 利用規約)。
よくある質問によると、配送業者の指定はない。ただ、離島はヤマト運輸(沖縄本島を除く)、それ以外は佐川急便の陸便で送ると、買取額を少し上乗せする、としている。航空便は使わないでほしい、とも書いている。
本人確認の書類と、振込にならない場合
利用規約の第15条によると、身分証明書は、有効期限内で、顔写真・生年月日・現住所が載ったものに限る。運転免許証、マイナンバーカード、健康保険資格確認書、住所欄のあるパスポート(2020年2月3日以前に発給されたもの)などが使える。住民票の写しなどの公的な書類を使う場合は、現住所が載っていて、発行から3ヶ月以内のものに限られ、マイナンバーが載っているものは使えない。いわゆる紙の健康保険証は、2025年11月25日に届いた分を最後に受け付けを止めた。
代金は原則として本人名義の口座への振込だが、第19条は、現金書留になる場合も挙げている。宅配キットの送り先や返送先が現住所と違う、宅配キットを使わないなどで住まいの確認がとれない、本人名義の口座を用意できない、といった場合だ。それでも振込を望むときは、住民票の写しを送る、グッドエンドから届く簡易書留を受け取るなどの確認を求められ、その費用は利用する側が持つ(グッドエンド 利用規約)。
こうした確認は、古物営業法の決まりによるものだ。警視庁の解説によると、会わずにネットや電話で買い取る古物商は、相手の名乗る住所・氏名が本当か、別人がなりすましていないかを確かめる義務がある。身分証のコピーや住民票の写しが送られてくるだけでは足りず、たとえば、その住所あてに転送されない簡易書留などを送って届いたことを確かめ、コピーに書かれた本人の名義の口座に代金を払う、といった方法が例に挙げられている(警視庁 非対面取引における確認の方法)。
送る前に、利用規約で確かめておきたいこと

流れのほかに、送ったあとの扱いを決めている条文がいくつかある。送る前に知っておきたいものを拾うと次のとおり(グッドエンド 利用規約)。
| 場面 | 利用規約の書き方 |
|---|---|
| 査定結果に返事をしないまま | 預かるのは、最初の査定結果の連絡から最大14日。その間に同意やキャンセルなどの連絡が確認できないと、着払いでの返送か、品物の権利を放棄して処分を任せたものとみなされる。通常は買取に同意したとみなして、支払いの手続きに進む。14日を過ぎてからの返却の依頼や代金の相談は受け付けない。この条文は、利用者にどんな事情があっても有効で、その際グッドエンドは一切の責任を負わない、としている。期間はグッドエンドの都合で変わることがある(第21条) |
| 連絡に気づかなかった | メール・電話・LINEなどで連絡した時点で、連絡したものとみなす。受信設定のために届かなかった、見落とした、などはすべて利用者の責任になる(第22条) |
| 返してもらうときの送料 | 同意する前なら、グッドエンドの負担で返す。ただし、値がつかない品などが全体の3分の1以上のとき、必要な書類を出していないとき、過去に一度でも返却を受けた人、写真査定で示した見込額の範囲の額を出したのに買取にならなかったときなどは、着払いでの返却になる(第23条) |
| 同意したあとの取り消し | 査定に同意した品物のキャンセルは一切受けない(第24条) |
| 未成年が売りたい | 未成年からの単独での買取は原則しない。成年の親の名義で申し込むか、親の申込書と本人確認書類のコピーもいっしょに出す(第16条) |
| 何も入れずに送った・明らかに対象外のものを送った | いたずら申し込みと判断し、片道の送料と手間賃3000円を請求する。処分の費用などが別にかかれば、その分も請求する(第18条) |
| 運ぶ途中で傷んだ | 梱包が明らかに足りないと判断した場合や、品物に破損があった場合は保障しない(第14条)。届いてから返すまでの間の紛失・破損は、グッドエンドに重大な過失がある場合に限り、その品物の査定額を上限に補償する(申込書に書いていない品、届いた時点で傷んでいたもの、返送の途中の破損などは対象外)。返送品を受け取った日から3日以内に、メールかLINEで知らせる必要がある(第26条) |
「1円でも安ければ全品返却」と、規約の第8条
トップページには、他店より買取金額が1円でも安ければ全品返却する、と大きく書かれている。利用規約の第8条は最高買取額保証について定めていて、ホームページなどで示したアイテム・ブランドを対象に、過去の国内の相場調査をもとに掲げているもので、必ずしも最高額を示したり最高額で買い取ったりできるとは限らない、としている。他社より見劣りするとグッドエンドが判断した場合は、問い合わせればできる限りの提案をする。ただし、フリマアプリなどの別の業態や国外のサービス、他社の一時的なキャンペーンとの差は比べる対象にしない。要望に添えない可能性もある、とも書いている。
ここからは筆者の読み方です。トップページには「最高買取額保証」という言葉は出てこないが、トップの「1円でも安ければ全品返却」に当たる規約の条文は、この第8条の最高買取額保証だと読める。トップページの言葉だけを読むと、他社の査定額を見せれば必ず返してもらえるように受け取れる。規約の第8条まで読むと、比べる相手には決まりがあり、要望に添えないこともあると分かる。返送料の条件(第23条)とあわせて、送る前に読んでおきたい。
グッドエンドに送る前の確認

ここまでの内容を、送る前に見る順に並べ直すと次のようになる。根拠は上の節と、公式サイトのよくある質問・利用規約にある。
- 送るものは身に着けるものか。パーツ・バッテリー・バイク本体は買い取れない(よくある質問)
- ヘルメットにPSCマークがあるか。内装のスポンジがはがれていないか(よくある質問)
- 写真査定の額は仮のもの。見込みの範囲の額が出て売らなければ、返送は着払い(第6条・第23条)
- 本人確認書類は有効期限内で、現住所が載っているか。紙の健康保険証はもう使えない(第15条)
- 査定結果の連絡を受け取れるか。最初の連絡から14日で扱いが決まる(第21条・第22条)
- 返送品を受け取ったら、3日以内に傷みがないかを見る(第26条)
ヘルメットの交換の目安や、送る前の手入れの方法は、使わなくなったヘルメットとバイクウェアを売る前に確かめることにまとめている。バイク本体を手放すときの査定サービスの比べ方は、バイクの査定・買取サービスの比べ方にある。

まとめ
グッドエンドは、大阪市生野区の株式会社BEECTORYが運営する、バイクウェアやヘルメットの宅配買取で、公式サイトに古物商の許可番号を載せている。買い取るのは身に着けるもので、パーツやバッテリーは対象にならず、ヘルメットはPSCマークの有無も見られる。
申し込むと宅配キットが無料で届き、着払いで送って、査定結果はよくある質問では翌営業日までが目安(10月17日時点のお知らせでは最大3〜5営業日ほど)、同意すれば原則として翌営業日以内に振り込まれる。一方で、最初の査定結果の連絡から14日たっても返事が確認できないと、通常は買取に同意したものとして扱われること、写真査定の見込みの範囲の額で売らなかった場合などは返送が着払いになること、同意したあとは取り消せないことが利用規約に書かれている。内容は2026年10月17日時点のもので、変わることがある。



